第60回特攻平和観音年次法要の斉行

本年の年次法要は第60回目の節目となる開催でありましたが、昨年の大雨が降りしきる中で実施された年次法要と異なり、台風一過で暑くもなく寒くもない素晴らしい天候に恵まれた年次法要となりました。この天候なども全て、特攻隊戦没者の御英霊のお陰だと感謝いたしております。

今回の年次法要も毎年恒例の式次第と同様、特攻観音堂の横にあります鐘楼堂の梵鐘点灯を皮切りに、全員による国歌斉唱によって年次法要が実施されました。司会進行役は、従前からお願いしておりました乗兼英史氏(元NHK)の体調が思わしくないとのことで、2年前からこの年次法要で乗兼氏の進行のお手伝いをお願いしていました若手の及川昌彦さんが今回から単独で司会進行役を努めることとなりました。

この法要につきましては、4年前の平成19年より由緒ある地元の駒繋神社との神仏習合で行われており、世田谷山観音寺山主の太田顕照大住職による特攻平和観音経の山主願文、そして駒繋神社宮司による修祓・献餞・祝詞奏上と続き、鈴木隆春さんのサキソフォンによる「山の幸」によって神事の祭典の雰囲気を盛り上げていただきました。

続いて祭文奏上になるのですが、本年当初「公益法人」に認定された直後の7月1日に平成16年から理事長の職を担ってこられた山本卓眞氏と理事長職を交代された杉山 蕃氏が初めて特攻戦没者の英霊に対する祭文(別掲)を奏上されました。また、今回は、前熊本哲之世田谷区長に代わり、今年の4月に世田谷区長に就任されたばかりの保坂展人氏が区長として英霊及び参列者に対する挨拶が行われました。その後、毎年素晴らしい声を披露して頂く石橋一歌先生と広瀬一仙(逢坂龍信先生の代わりに参加)による献吟があり、大穂孝子先生指揮の下に世田谷コールエーデ合唱団16名による「ふるさと」「翼をください」の献歌で法要の雰囲気も絶好調に達したようでした。

最後に全員による「海ゆかば」の合唱と、昨年からの若者の陸軍衛兵隊や海軍衛兵隊によるラッパ演奏を終え、ご遺族を含めた参列者全員による焼香となりました。

法要の最後には、住職及び宮司を含めた式衆が特攻観音堂を退堂し、特攻観音堂前の池の真ん中に佇む夢違観音像の前に移動され、住職の読経及び宮司の祝詞が行われ全ての法要が終了となりました。

なお、この年次法要の終了後、年次法要参列者全員世田谷山観音寺の狭い境内において、観音寺側で準備していただいた数少ない折りたたみ机を真ん中にして同期生や各慰霊団体等のメンバーが集まり、乾き物のおつまみで日本酒やビールで杯を交わし和気藹藹とした雰囲気で思い出話や現在の政治情勢などに時間が経つのも忘れ語り合っておられました。
直会の終了予定時刻は16時半でしたが、17時を過ぎても話が尽きず飲んでいるグループもありましたので、担当者として全員無事にお帰りいただくのに苦労した次第です。しかし、今回のように多くの方々がこの年次法要に参列いただいた事に感謝すると共に、来年も多くの方々の参列を期待しております。

(公財)特攻隊戦没者慰霊顕彰会
事務局長 羽渕徹也

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