福岡県護国神社「特攻勇士の像」奉納除幕式に参列して

 平成24年12月8日(土)11時より、福岡市中央区六本松の福岡県護国神社において、「特攻勇士の像」の奉納除幕式が執り行われた。当顕彰会からは、杉山蕃理事長と廣嶋文武理事が参列されるということで私も同行させていただきました。
 ここで少し福岡県護国神社についてご紹介致したいと思います。
 福岡県護国神社は明治元年11月、福岡藩主・黒田長知が戊辰戦争に殉じた藩士を祀るために招魂社として創建したことに始まり、大東亜戦争にいたるまでの約13万柱の護国の英霊を祀っています。また、高さ13メートルを誇る日本屈指の大鳥居が有名で、毎年8月13日から16日までのお盆中には「みたま祭り」も催され、約六千灯余のぼんぼりが夜の境内を華やかにするとのことで、いずれその時期にも御参りしてみたいものです。
 さて、本題に戻らせていただきたいと思います。
 当日は大東亜戦争開戦71年目のその日であり、戦争末期に命を賭して国を護った特攻隊の英霊を讃える「特攻勇士の像」の除幕と重なり何とも言えず不思議な気持ちでありました。肌寒い気候でしたが、およそ百名を超える参列者が見守る除幕式となりました。
 当会の杉山理事長ら複数名の代表にて除幕を行い、勇士の像はその姿を現しました。続けて、福岡県内から出撃された特攻隊員の方々の御名前を刻んだ石版を勇士の像背面に納めて屋外での行事は終了となりました。その後屋内に移動し神事が執り行われました。 今まで全国に12体の特攻勇士の像が奉納されてきましたが、除幕式に参列させていただくのは今回が初めてでした。この貴重な瞬間に居られて、感無量でした。


 福岡県護国神社は、歴史のある神社ということや、比較的街中に位置していることなども手伝ってより多くの方々にこの特攻勇士の像の存在が知れ渡り、特攻があった事実が若いこれからの世代にも正しく伝わっていくきっかけとなることを願ってやみません。
 社殿で執り行われた神事は、各団体ごとの玉串拝礼があり、各団体代表の挨拶を賜りました。また、神事の前半、特攻勇士の像建立福岡県委員会委員長、菅原道之様により「経過報告」がなされました。素晴らしい内容でしたので一部ご紹介したいと思います。
『経過報告
自存自衛の為、大敵を向こうに廻して敢然と戦った大東亜戦争は、緒戦の破竹の攻勢も、ミッドウェーの予期せぬ大惨敗により形勢は逆転して、次第に戦勢不利に陥りフィリピンでも苦戦を強いられ、遂に沖縄に敵の上陸を許す事になり、ここに於いて空に海に、見敵必殺の特攻作戦が行われるに到りました。そして我が身を捨てて敵を葬る為に、若い戦士が次々に突入して散華されたのであります。戦後六十七年、お蔭をもって日本は平和に過ごすことが出来たが、反面、我が命よりも護らねばならない国があるという観念が薄れつつあるかの様に思われる。然し、私共はこの精神を忘れてはならないと思います。』
 私が常日頃考えていることに非常に近い内容でしたので、頷きながら拝聴いたしました。
先人達が命懸けで護ったこの国に戦後生まれ、67年間も戦争の無い平和な世で育ってまいりました。しかしながら、真の平和と呼んでよいものか現代の日本には欠けてしまっている精神があると思います。単なる「平和ボケ」という言葉などでは済まされないほどに、取り戻していかなければならない精神です。

 折しもこの除幕式の前日は衆議院議員選挙でした。結果はご存じのとおり、反日「民主党政権」を国民は解体しました。安倍総裁率いる自民党は、単独過半数を獲得し政権奪還を果たしました。つまりは憲法改正も視野に入ったということです。日本の国は日本が護る。当たり前のことから目を逸らしてはいけない時が来ていると思います。この民主党政権における売国政治には多くの国民が憤慨し、逆に目覚めた日本人も多いと思っています。
 英霊が遺してくださったこの祖国日本を、私たちの世代で終わらせるわけにはいきません。これからも、子々孫々へ末永く繋いでいかなければなりません。そのとき、目を向けるべきはやはりかつての日本人がどんなふうに生きていたのか、どのようにして国を護ろうとしたのか、どんな思いであったのか知ることだと思っています。
そうすると必ず、自らの命を懸けて国を護った「特攻精神」にたどり着きます。我々の世代は、この精神を忘れないためにもしっかり学び、真実を語りついでいく必要があると思います。
 「特攻勇士の像」が全国各地に建立奉納されていけば、若者たちも視覚から入ることが出来てきっかけとしては意義深いものになっていくと思います。ぜひ、この特攻勇士の像が全国津々浦々の護国神社に奉納されていくところを見守り、応援し続けたいと思います。今回はこのような除幕式参列の機会を賜りまして、ありがとうございました。

(公財)特攻慰霊顕彰会会員
平野 勝也

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