ご挨拶

私は、平成28年7月、理事長に指名されました。
一言、ご挨拶申し上げます。
私は、大東亜戦争開戦一周年目の、昭和17年生まれの、いわゆる「戦中派」の、
元海上自衛官です。退官後、17年以上になります。退職後は、自衛官OBとして、自衛隊関係諸団体役員とし て活動してまいりました。
当会の活動に携わるようになりましたのは、平成十七年からです。当時の「財団法人水交会」から、当会の前身 である「財団法人特攻隊戦没者慰霊平和祈念協会」への派遣でした。当時、山本卓眞会長、菅原理事長の時代で す。その後、菅原理事長の後を受け、理事長を拝命しました。その後、公益財団法人に改編され、様々な経緯を 経て、現在に至った次第です。
この間に、フィリピン等の国内外慰霊祭等参列、「あゝ特攻」CDの制作頒布、同勇士の像の各地護国神社への 建立、同ミニチュア像制作頒布、戦艦「大和」水上特攻艦隊徳之島慰霊塔修復事業、海軍特攻「第5七生隊 森 丘哲四郎手記」の出版頒布等の事業に携わってまいりました。その都度、関係された皆様には、大変お世話にな りました。
 このように、当会での活動は、十五年以上になります。毎年、靖国神社、世田谷山観音寺において催行されて きた陸海軍全特攻隊戦没者の春秋法要催行に携わり、また、世田谷山特攻観音堂での、毎月18日1400から の月例法要にも参拝してきました。
 それら、いずれの活動におきましても、「特別攻撃隊、特攻隊で戦没された方のことを、後世に伝えていくこ と」を、心掛けてきました。先の大戦では、日本人だけでも約330万人の方が、戦没され、特攻作戦で亡くな られた方々は、その内、約8,000人とも言われております。戦争末期の厳しい情勢下で実施された特攻作戦は、>人類の歴史上でも、特別のものとして、世界中から注目されてきております。
そのような中で、戦後73年が過ぎ、関係した生存者が、激減してきております。この作戦の事実を、正しく後>世に伝えていくべく、日々の活動を続けております。現在、日本社会には、「特攻物」と呼ばれる「著作」「ド ラマ」「演劇」等が、溢れています。「いわゆる反戦平和」の戦後風潮の中で、それらは、どうしても現代風の 見方しかされていないような気がしてなりません。それらから受ける印象は、「戦没隊員の真実の姿とは、何か 違っているのではないか?」という疑問であります。
 とは申せ、物事には表裏があり、多面的です。「真実」が、どうであったかの究明は、極めて困難になってき ております。それは、数少ない、残された「実物から、学んでいくしかない」と思われます。その意味で、当会 の事業を通じて、真実を探求し、それらを後世に残していく努力を継続していきたいと思っております。皆様、 どうか、よろしくお願い申し上げます。
私が今、会の活動を継続していく上での「芯柱」となると想っているものは、次のとおりです。
      『 ・特攻 ありがとうございます(謝意)
       ・どうか 安らかに御眠りください(弔意)
       ・私も 日々 一生懸命 努力します(決意) 』 
       合掌!

(公益財団法人)特攻隊戦没者慰霊顕彰会
      理事長 藤田幸生

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