建碑の由来
もう何も思うまいもう何も思うまいと思うほど
こみ上げる父母への思慕故郷の山河
今生の別れの瞼に浮かぶ月影
淡く孤独を伴に無量の思いを抱き
唯ひたすら沖縄へこの胸中いかにとやせん、
あゝ壮絶の死 真に痛恨の極みなり
一九四五年七月二九日夜半
神風特別攻撃隊第三次龍虎隊
上飛曹 三村 弘
飛曹 庵 民男
同 近藤清忠
同 原 優
同 佐原正二郎
同 松田昇三
同 川平 誠
義烈七勇士は日本最後の特攻隊として
世界恒久の平和念じつつここ宮古島特攻
前線基地を離陸沖縄嘉手納沖に壮烈特攻散華す
その武勇萬世に燦足たり
願はくば御霊安らかに眠られよ父母のみむねに
神風特別攻撃隊龍虎隊一同
一九九五年七月二九日
神風特別攻撃隊第四次龍虎隊員
滋賀県水口 笹井敬三 建立
所在地 沖縄県宮古島市平字東中根九六八-一