第三編 顕彰譜

加古川飛行場に係わる特攻碑 加古川飛行場に係わる特攻碑

特攻碑

 

加古川に飛来し中村屋に宿泊した特攻隊員が、書いた遺墨や写真が多数残っていたが、現在は鶴林寺に展示されている。
鶴林寺は聖徳太子御創建の由緒ある寺で、数多くの国宝や文化財があり、住職の尽力により特攻隊員の遺墨等も寺宝として保存されている。

 

碑文

 

断

 

死して

 

必死轟沈

 

建碑の由来
加古川には第一教育飛行隊があり、ここで訓練をうけた特攻隊員が少なくないし、また南に向かう特攻機の中継基地にもなっていた。それらの人々は陸軍指定旅館中村屋に宿泊したので、中村屋の主人宮田亀之助氏が、この碑を旅館前に建ててあったが、末永く供養するため地元関係者と県少年飛行兵会とが全国より浄財を得て、鶴林寺に移設した。

 

所在地 兵庫県加古川市加古川町北在家鶴林寺内
移設建立 平成13年5月26日
建立者 特別攻撃隊慰霊碑建立委員会
兵庫県陸軍少年飛行兵会
写真提供 鶴林寺