第三編 顕彰譜

特潜四勇士慰霊碑(マダガスカル) 特潜四勇士慰霊碑(マダガスカル)

 

 

昭和17年5月30日、帝国海軍の特殊潜航艇2艇 (イ16潜、イ20潜搭載)が、ディエゴ・スアレス湾に侵攻しイギリス海軍の戦艦ラミーズを大破、タンカー、ブリティッシュ・ロイヤルティー号を撃沈した。攻撃終了後1艇は湾外に脱出し、味方潜水艦との会合地点に向かう途中、座礁し、乗組員2名は陸路会合点に移動中、イギリス軍と交戦戦死した。当初その地点に昭和51年11月10日に慰霊碑が日本大使館により建立されたが、交通の便も不便であり、4勇士を慰霊すべきという考えに地元も賛同協力し、平成9年5月にディエゴ・スアレス湾を見下ろす現在地に慰霊碑が建立された。その後、日本国大使館主催で、マダガスカル海軍の協力のもと、慰霊祭が執り行われている。

 

建立 平成9年5月
建立者 日本国大使館