日時 | 令和2年9月22日(火)秋分の日14時~14時30分 |
場所 | 世田谷山観音寺・特攻観音堂 |
参列者 | 理事等19名 |
(1)式次第
(2)祭文
(2)祭文
謹んで在天の英霊に申し上げます。
大東亜戦争が終結してから75年の節目の年、各地での慰霊祭も盛大に斎行しようと準備していた矢先、新型コロナウイルスが中国から全世界に拡散され、その感染防止のために、中止や縮小を余儀なくされています。
ここ、世田谷山観音寺における、第69回特攻平和観音年次法要も、多くの方が参列を希望されていましたが、この様に縮小実施になりましたこと、誠に申し訳なく、かつ、残念であります。
しかし、そのコロナへの各国の対応を見ていますと、ほとんどが国民への強制力で対処しているのに対し、わが日本は、国民の自主的対応を促すことを基本に対処し、それでも各国に比べて重症者化率、死亡率とも低く抑えられています。
これは、戦後日本が、GHQによる洗脳教育を受けながらも、お互いに支えあう、自分より他人のことを想うという、日本人の美徳が未だ健在なことを示している証拠だと思います。
この精神を身を以て示されたのが特攻隊で亡くなられた皆様であり、皆様の示されたこの精神こそ、常に国を護り、国を興す底力であると思い、感謝申し上げます。
私たちは、これからもご英霊の皆様が残されたこの精神と志を守り、粉骨砕身、ますます努力し、日本の発展と文化の継承に努める所存です。
どうか在天の英霊、安らかに鎮まりますとともに、私共に一層のお力を賜らんことを請い願う次第です。
令和2年9月22日
公益財団法人特攻隊戦没者慰霊顕彰会
理事長藤田幸生
今年度の年次法要は新型コロナ禍の影響のため、残念ながら例年のような形式での斎行は取り止められた。
8月号会報には、ご遺族及び理事等の参列とお知らせされたが、その後の都内の感染状況を考慮し、更に参加人数を縮小をするため理事等19名の参列とされ、また神仏習合形式の斎行も断念し仏式のみで行なわれた。
式の開始に先立ち、277名の方から寄せられたお布施を、藤田理事長から太田恵淳住職にお渡しした。このように例年とは大きく異なる法要ではあったが、参列者及び在宅参拝された会員の方々の真心は在天の英霊に届いたものと確信するとともに、来年は例年通りの法要が出来る事を願って散会した