第三編 顕彰譜

出水特攻基地の碑 雲こそわが墓標之碑 出水特攻基地の碑 雲こそわが墓標之碑

雲こそ我が墓標

 

由来記
出水海軍航空隊は、昭和18年4月陸上機練習部隊として開隊したが、昭和20年3月光州空に移転後は作戦基地となり、銀河、紫電、雷電が進出した。
3月中旬米機動部隊が九州南東海面に来襲するや菊水部隊銀河隊が編成され、3月19日銀河特攻隊がこの基地から出撃した。さらに4月16日には第二銀河隊(4機)、4月17日には第八銀河隊(1機)がこの基地から出撃し、米機動部隊に特攻々撃を敢行している。
戦後15年、昭和35年4月に出水特攻碑顕彰会(会長溝上巌氏)が地元有志により結成され、特攻隊員慰霊顕彰の祈りを込めて「雲こそわが墓標」の碑を、縁深いかつての戦闘指揮所壕上に建立し、毎年4月16日に慰霊祭を行っている。

 

無名戦士の碑

 

所在地 鹿児島県出水市平和町
特攻碑公園(出水空跡)
建立  昭和35年4月16日
問合せ先 出水市平和町
出水市特攻碑顕彰会
(0996-63-2140)