第三編 顕彰譜

荒鷲之碑  (熊谷陸軍飛行学校) 荒鷲之碑  (熊谷陸軍飛行学校)

荒鷲の碑

 

昭和10年この地に熊谷陸軍飛行学校が創設された。それ以来、万を数える若鷲が巣立っていった。
終戦によって熊校の歴史は閉じたが、散華した若鷲の霊を慰めその勲を顕彰し、史実を永く後世に伝えるため、生き残った者が集まってこの碑を建てた。
合祀者は熊谷陸軍飛行学校職員、軍属、同校出身の将校、下士官、依托学生、少年飛行兵、特別操縦見習士官の各戦没者計二二一二柱で、その中には多くの特攻戦死者が含まれているが、その数はさだかでない。

 

特攻勇士の辞世
熊飛校(くまこう)の校庭(にわ)に咲いたる若桜
散りて甲斐ある生命(いのち)なりせば

 

熊谷基地教育参考館1
 

熊谷基地教育参考館2

熊谷基地教育参考館
旧本部庁舎階段等の陸軍飛行学校等の資料が展示されている。

 

所在地 埼玉県熊谷市拾六間
航空自衛隊熊谷基地内(元熊谷陸軍飛行学校跡)
建立 昭和50年5月5日